[ 車の理論と、基礎知識が自然と身につく情報誌!]

 車の事典
    中高年と初心者のための『車読本』

             by CARLIVE SEEKER 『車は1/1の模型だね』

                          
                     − 第54号 2007.6.27 −
   
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    ☆皆様、お元気でしたか!!
          ご購読いつもありがとうございます。
                      
        そして、はじめての方には、ご登録ありがとうございます。
 
           ―――――――*―――――――

    ‐このメールマガジンは‐

    難しいクルマの専門用語を、極力やさしい言葉におきかえて
    中高年、初心者の皆様方にも、ご理解していただけるように
    お伝えしているつもりですが、

    時に、専門的な用語をつかったほうが、ご説明しやすい場合
    もあります。

    そのような場合でも、用語の解説を付記していきますので、
    ご安心ください。

    また、このメールマガジンを読み進めていくことで、
    自然と専門知識を身につけ、ご家族やお友達に、ちょっぴり
    うんちくを傾けられてはいかがでしょうか。

             [MSゴシックでお読みください]

    ―――――――――――――― いつものご挨拶でした ――――――

    ◇今回も久しぶりのマガジン発行になります。

    お元気でしたか?

    ネットの世界やりたい事が沢山あって、興味はつきないですね。
    正直、時間がほしいです。
         
    それでは、今日もご一緒に。
    
    初心者でもプロの知識が!

     ★ やさしい自動車工学【出力編】     
    ◆【エンジンの出力】

    創刊以来、

    自動車エンジンの、性能に関する基礎的な知識(基本用語)につい
    て、お伝えしてまいりましたので十分ご理解された事と思います。

    ある意味、自称プロの人たち以上にですよ。。

    尤も。
    真のプロフェッショナルは、自ら自身をプロとは申しませんが。。

    また機会をみつけて、
    重要な項目に関しては、繰り返し復習をしていきますね。


    それでは、
    今回からエンジンの性能に影響を与える要因について、述べていき
    たいと思います。

    ◆[出力の意味]

    ここで言う出力は、

    いわゆる「最高馬力」のことだけではなく、「中速・低速」はもち
    ろんですが、

    部分負荷を含めた実用上の広い意味での「出力」を言います。

    ▼たとえば、

    燃料の「消費率をよくする」と言うことは、裏を返せば同じ量の燃
    料(混合気)を使用したときに、

    より「大きな出力を発生」していると言えるのですね。

    ※この様な意味での出力は、

    エンジン性能を語る上での基本であり、また燃料経済のことからも
    大きな意味があり、

    エンジンの性能面でもきわめて重要な項目と言えます。


    ◆[出力を大きくする方法]

    一般に
    自動車エンジンは、内燃機関と言われていますね、

    これは、
    燃焼室の「内部」に吸入した燃料(混合気)を燃焼させて得られた
    熱エネルギーを、仕事(動力)に変えているからなのです。


    よく言われていることですが、
    われわれ人間も一種の内燃機関と言うことですね。


    食べた食料(燃料)を消化し、呼吸によって吸入した空気(酸素)
    によって燃焼させ、

    それによって得たエネルギー(カロリー)で、仕事(活動)をして
    いる。


    このように、
    自動車エンジンも人間も「内燃機関」と言えるのです。

    ▼このことからも、
    エンジンの出力を考えるとき、まず人間が力いっぱい働く、言いか
    えれば馬力を出すためには‥‥

    どのようにすればよいのかを考えると、ご理解できるのではないで
    しょうか。
    
    ――――――――――――――‐――――――――――――――

    大空に夢を!
  
    ☆ やさしい航空工学【基礎編】
  
    ここでは、

    筆者のライフスタイルであり、また専門分野の一つでもある、
    航空工学について少し遊んでみたいと思います。
    
    どうぞ楽しんでください。

    今日のテーマです。
    
    ◇航空力学【空力特性】

    ここで述べられている事柄は、
    なにも航空工学に限られていることではありません。

    取り上げる項目には、
    とうぜん自動車工学にも応用できる内容を数多く含んでおります。

    そのような視点から、
    とかく専門的になりがちな文章は極力さけて、ご説明をくわえてい
    くつもりです。

    ◇[抗力と流線化]
   
    いままでは、
    主に翼の空力特性について述べてきましたが、この号から飛行機の
    機体全般に関する空力特性をお伝えいたします。


    高速で、
    飛行機が空気中を移動すると、空気の流れは機体のあらゆる部分に
    作用して、さまざまな影響(抗力=抵抗)をあたえます。


    ▽そして、
    これらの抗力のなかでも、飛行機の揚力に直接影響をあたえる「誘
    導抗力」を除いた、

    全ての抗力を「有害抗力」と呼んでいます。


    注)【誘導抗力】induced drag

      おもに主翼で発生した気流の渦が、翼より後方に流れ出たとこ
      ろで、翼に下向きの「誘導速度」が生まれ、気流の向きもその
      分だけ下向きに曲げられる。


      それによって、
      翼に作用する揚力の向きもその分だけ後方に傾き、もともとの
      気流にその傾きに見合った「分力」が生まれる。


      この分力を「誘導抗力」といいます。


      少し難しかったかな…?

      まあ、軽く読み飛ばしてくださいね。

      ・分力 component force:合力を構成している力の一つ。

      【有害抗力】parasite drag

      簡単に言って、主翼以外の機体各部の空気抵抗をいいます。

      主翼に関しては、飛行機の全体重量を空中で維持していること
      から、抗力といえど必要とみなし有害抗力とは言わずに、


      それ以外は抵抗の無いのが望ましいのですが、物理的にも不可
      能なため、あえて「有害抗力」と呼んでいるのです。


      なんだか差別的な用語にきこえるのですが。。


    ※上記のことから、

    有害抗力(有害抵抗)をできるかぎり少なくすることで、飛行速度
    を格段に速くすることができます。


    ▽そして、この有害抗力を減らすことを「流線化」と言って幾つか
    の方法が取り入れられてきました。

    ・機体の各部分の表面の凹凸をなくし、滑らかにする。

    ・主翼及び機体(胴体)の形状を流線形にする。

    ・主翼と胴体、尾翼と胴体の接合部分に、乱流の発生を防ぐための
     整形 fillet を施す。


    これはそのまゝ
    自動車工学で言われる走行性能の一つ、「空気抵抗」に通じるもの
    がありますね。
                                  
    ──────────────‐──────────────

    ちょっと一息!

   《喫茶室》

    ◇[不朽のF1ドライバー] Juan Manuel Fangio
              
    ‐ファン・マヌエル・ファンジオ‐

    ‐続編‐

    当時、ヨーロッパ随一の名門、

    イタリアはアルファ・ロメオから、ワークスドライバーの誘いを受
    ける。

    このことは、
    ファンジオがすでに、世界のトップランカーになった証でもある。

    またこの年、1950年はワールド・チャンピオンシップが制定された
    記念すべき年にあたる。


    チームはファリーナをはじめ、ファンジオ、ファジオリという三大
    「F」を擁して、全ヨーロッパのグランプリを暴れまわった。

    ファンジオ自身、
    チームNO.1のファリーナと、最後までチャンピオンシップを争い
    ながら、惜しくも得点26。2位でその年のレースを終える。


    しかし、翌‘51年には、
    スイスGPを筆頭にフランスGP、バルセロナGPを勝ち取り、彼
    にとって、記念すべき初めてのワールドチャンピオンに輝く。


    だが続く‘52年、‘53年
    ファンジオは不運に見舞われる、強敵!フェラーリのNO・1ドライ
    バー、アスカリにチャンピオンシップを奪われるのだが・・・・。


    ・・・・そして1954年。

    ファンジオに、突然のエポックメイキングが訪れる。。
    
                        次回をお楽しみに。
  
    ――――――――――――――‐――――――――――――――
  
     初心者のための車講座。
              
  
   ◎ 車を知る【タイヤ編】 
  
    ◆【タイヤの基礎知識】

    前の号でも触れたように、
    車の誕生以来、基本的なスタイルは変わっておりませんね。

    しかし、車の運動エネルギーを、唯一コントロールできる構成部品
    がタイヤなのです。

    車の全重量を支えながら「走る、曲がる、止まる」の過酷な働きを
    強いられているのですから。


    ※いかに高性能車といえど、
    そこに装着されているタイヤの能力(機能)以上の性能は発揮でき
    ないのです。

    ◆[タイヤの種類]

    一口にタイヤといっても、
    使用する目的、環境によってその種類も多種多様です。

    ここでは、
    一般的に使われている実用の範囲においてのみ述べていきます。


    ▼「サマータイヤ」

    これは冬期間、
    特に積雪地方で使用される「スタッドレスタイヤ」に対して言われ
    ている、俗称ノーマルタイヤ(普通タイヤ)のことを言います。


    特に、上記の条件以外では、一年を通して最もよく使われるタイヤ
    です。

    ・乗り心地を初め

    ・経済性(燃費率の向上や耐磨耗性)

    ・安全性

    ・静粛性

    等々に重点をおいてつくられています。


     ▼「スタッドレスタイヤ」

    文字通り、鋲 stud の無いタイヤのことで、サマータイヤに対して
    冬用のタイヤとして呼ばれています。


    以前は、
    スノータイヤと言えば、「スパイクタイヤ」が主流だったのですが、
    そのスパイクによって路面が大きく傷つけられ、


    春先には、削り取られた舗装の「粉塵」が広く舞い上がり公害問題
    に発展しその使用が禁止されたのです。


    話がそれましたが、

    「スタッドレスタイヤ」はそのようにして生まれ、性能面でも素晴
    らしい進歩を遂げています。


    ・とかくゴムの性質として、

    硬くなりがちな気温の低い条件下においても、硬化しにくい特殊ゴ
    ムを合成してつくられていて、一定の粘着係数(摩擦力)を維持し
    安全を確保しています。


    ※過去号の、タイヤの粘着摩擦力の計算を思い出してください。


    結果、サマータイヤに比べて、「耐磨耗性」に欠けるのは止むを得
    ませんね。

    
    ・またトレッドパターンも

    サマータイヤとは異なり、排水性にすぐれた溝の構造でグリップ力
    を得ているのです。

    今日はここまで。。


                        −次号に続きます−
               
    ――――――――――――――‐――――――――――――――
        
    謹告。

    このメールマガジンの、読者様のなかで、
  
    1960年代当時、日産自動車追浜工場、第三実験課。(通称Y‐3課)
    に所属されていた方が、もしおられましたら、

    是非、是非、ご一報いただきたい。

    このメールマガジン紙上へ、三顧の礼をもってお迎えいたします。

    当時、日本は国をあげ、まさに重厚長大、怒涛の勢いで経済発展を
    推進してまいりました。

    自動車業界もその一翼を担い、国のキー・インダストリーとして、
    大いに躍進を遂げました。

    日産も、業界初のデミング賞を受賞するなど、
    「技術の日産」として確固たる地位をきずいたのです。
 
    誤解を恐れずに述べさせていただくならば、最も華々しく、パワー
    に満ち溢れていた頃ではないだろうか。

    後の日産の、多方面での活躍をみるまでもなく。

    そのなかにあって、

    Y−3課の存在は知られていても、その秘匿性ゆえ内容は一般の知る
    ところに非ず。

    しかし、そこから世におくりだされた名車の数々は、市場を席巻し
    紛うことなく、その実力を知らしめたのであります。

    今日、世界に冠たる自動車王国を築けたのも、当時の先人たちの、
    血のにじむ努力の賜物であります。

    激動の同時代をふりかえって、大いに語り合おうではありませんか。


    ご連絡お待ちしております。 

             studio_rei@yahoo.co.jp

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    〓 編集後記 〓

    6月もここにきて、
    ようやく当地も梅雨に入った模様です。

    なんとなく鬱陶しい季節と言えるのでしょうが。

    私自身は、それほどいやな気分ではないですね。

    周囲の木々の葉も、いっそう緑を増し、遠い山並みも雨にけむり
    身も心も洗われる…こんな季節を私は大好きです。

    ましてや雨中のドライビングは言うまでもありませんね。


    雨ならではの楽しさが一杯!ありますから。。
             
                        ‐hiro‐

                   ‐平成19年 6月27日 23時10分‐
              
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