[ 車の理論と、基礎知識が自然と身につく情報誌!]

 車の事典
    中高年と初心者のための『車読本』

             by CARLIVE SEEKER『車は1/1の模型だね』

                          
                      − 第37号 2006.08.30 −   
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  ☆皆様、お元気でしたか!!

      ご購読いつもありがとうございます。                     
         そして、はじめての方には、ご登録ありがとうございます。
 
    ◇これからも皆様方に、愛され、支持される、
     メールマガジンを配信できるよう、努力してまいります。

     よろしくお願いいたします。
           
    ‐このメールマガジンは‐

    難しいクルマの専門用語を、極力やさしい言葉におきかえて
    中高年、初心者の皆様方にも、ご理解していただけるように
    お伝えしているつもりですが、

    時に、専門的な用語をつかったほうが、ご説明しやすい場合
    もあります。

    そのような場合でも、用語の解説を付記していきますので、
    ご安心ください。

    また、このメールマガジンを読み進めていくことで、
    自然と専門知識を身につけ、ご家族やお友達に、ちょっぴり
    うんちくを傾けられてはいかがでしょうか。

              [等幅フォントでお読みください]

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    それでは、今日もご一緒に!

   ● やさしい自動車工学

    前回の「混合気の燃焼範囲」は、いかがでしたか。

    前記の式からも解かるように、
    エンジンの実用運転が、如何に狭い混合比の範囲のなかで行われて
    いるかお解りいただけたと思います。

    それでは、今日のテーマ。

    ▼【可燃混合比の燃焼・続編】

    ◆[混合気の点火(着火)方法]

    混合気に点火するには、大別して以下のような方法があります。

    1)電気火花による点火

    2)焔(炎)による着火

    3)高温物体の熱面による着火

    4)混合気の圧縮着火

    などが、挙げられます。

    実際上、エンジンでは、
    上記の方法が独立してあるのではなく、
    それぞれの組み合わせによって行われていて、またその時々で
    メーンになる「着火」や「燃焼現象」が起きているのです。

    ◆正常な燃焼 normal combustion は、

    「火花点火」spark ignition と「火炎伝播」flame propagation
    の組み合わせであって、

    「ノッキング」は、エンジンの燃焼室内末端ガスの「圧縮着火」に
    より発生します。

    また「プレイグニション」は、
    火花点火する以前に発生する、「熱面着火」のことを言います。

    ◆「火花点火」

    火花点火とは、
    混合気中に、電気火花を飛ばして点火することを言い、

    『一般的にいう点火とは、自ら火焔が伝播していくような小さな
    「火焔の核」をつくることなのです。』
   
    ★では実際に、

    エンジンの燃焼室内において、点火プラグで火花を飛ばすと、

    初めは、電極の中心近くに小さな「焔の核」ができて、
    それが次第に大きくなり、

    ついには全体に拡がっていく、これが「火焔伝播」ですね。

    この作用によって、
    エンジンの「燃焼行程」による膨張作用が完結するのです。

    ◆そしてこの時の、

    「点火火花の強さ」と「火焔伝播の速度」が「エンジン出力性能」
    に大きく影響を及ぼしているのです。

    『このことが、しっかり解決されていれば、

    エンジンの「動力性能」もさることながら、「燃費の向上」を図る
    ことなどは、いとも簡単なことですね。』
    
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   ○ やさしい航空工学

    ここでは、
    筆者のライフスタイルであり、また専門分野の一つでもある、
    航空工学について少し遊んでみたいと思います。
    
    どうぞ楽しんでください。

    ◇前回の「風圧分布と風圧中心」は、いかがでしたか。

    航空機の翼に働く、
    これらの作用が、「迎え角」によって変化しているのですね。

    風圧中心の変化が大きいということは、
    飛行機の安定上から、また翼の構造の面からも、けっして
    望ましいことではないのです。

    このことから、
    風圧中心の変化を小さくするために、次のような方法が考え
    られています。

    1)最大キャンバを小さくする。

    2)最大キャンバの位置を前縁に近くする。

    3)翼後縁を上方にそらす。

    上記の条件を単独、または複数の組み合わせによって解決を
    図っています。

    とくに、3)の方法が施された航空機は、視認できて理解しやすい
    のではないでしょうか。

    もっとも、デザイン上僅かな変化にすぎないのですが。

    今日のテーマです。
    
    ▽【翼型理論の基礎】

    ◇[空力モーメントと空力中心]

    前の号で説明いたしました。

    風圧中心は、翼型の中心と一致しないのが普通ですが、    
    翼型は、風圧中心に働く空気の合力によって、
    「回転する力=モーメント」を受けます。

    ◇この回転力を「空力モーメント」と呼んでいます。

    ここで、
    迎え角の変化によって、風圧分布が変わることは、前述の通り
    ですが、これはまた、風圧中心の変化にもつながることなのです。

    ◇前縁周りにモーメントをとると、
  
    頭(機首)下げになり、反対に後縁周りにモーメントをとると
    頭上げの、「空力モーメント」が発生することになります。
  
    ◇このことから、

    前縁周りと、後縁周りのモーメントの中間に、迎え角によっても
    「変化しない部分」の、存在することが考えられますね。
 
    ◇そして、

    この変化しない部分に対応する点を、「空力中心」と呼んで、
    一般的な翼型では、翼弦線の25%前後にあります。


    ※ここで注意して頂きたいのは、

    前述の「迎え角」の変化によって「空気の合力」が変化する
    「風圧中心」と混同しないようにして下さいね。 
                
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    今日の本題。

    ◎車を知る【構造編】

    ▼[スーパーチャージャー]super charger

    前号の、ターボチャージャーの説明でも簡単に触れましたが、

    ターボが、 
    排気ガスを利用したのに対して、このスーパーチャージャーは、
    エンジンのクランクシャフトから、ポンプの回転力を得ています。

    このポンプの形状、
    形式も数種類あって、燃焼室に圧縮空気を送っているのですが、
    主なものに、ルーツ式が多く用いられています。
    
    ◆スーパーチャージャーの特長は、

    その動力を、クランクシャフトの回転から得ているために、
    エンジンの低速回転域でも、過給効果があり高い回転レスポンスを
    発揮できるのです。

    ◆逆に、欠点として、

    常にクランクシャフトと動力で繋がっているために、

    エンジンが高速回転になると、スーパーチャージャーのポンプ自体
    が、エンジンに対して機械的な負荷となり、むしろエンジン性能を
    損ない兼ねないのです。                                                
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    謹告。

    このメールマガジンの、読者様のなかで、
  
    1960年代当時、日産自動車追浜工場、第三実験課。(通称Y‐3課)
    に所属されていた方が、もしおられましたら、

    是非、是非、ご一報いただきたい。

    このメールマガジン紙上へ、三顧の礼をもってお迎えいたします。

    当時、日本は国をあげ、まさに重厚長大、怒涛の勢いで経済発展を
    推進してまいりました。

    自動車業界もその一翼を担い、国のキー・インダストリーとして、
    大いに躍進を遂げました。

    日産も、業界初のデミング賞を受賞するなど、
    「技術の日産」として確固たる地位をきずいたのです。
 
    誤解を恐れずに述べさせていただくならば、最も華々しく、パワー
    に満ち溢れていた頃ではないだろうか。

    後の日産の、多方面での活躍をみるまでもなく。

    そのなかにあって、

    Y−3課の存在は知られていても、その秘匿性ゆえ内容は一般の知る
    ところに非ず。

    しかし、そこから世におくりだされた名車の数々は、市場を席巻し
    紛うことなく、その実力を知らしめたのであります。

    今日、世界に冠たる自動車王国を築けたのも、当時の先人たちの、
    血のにじむ努力の賜物であります。

    激動の同時代をふりかえって、大いに語り合おうではありませんか。

    ご連絡お待ちしております。 
             
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    〓 編集後記 〓

    こんにちは、
    冥王星が、太陽系の惑星から外されましたね。
  
    天体少年だった頃からの想いが、
    突然変わることに、戸惑いを感じております。

    我々の住む水の惑星、地球から ・・・。
    遥か遠く、57億6550万km ・・・ 悠久の旅の終りにたどり着く。。  
    太陽系。最果ての惑星!

    勿論、この距離は、約29億5000万km の離心率を持つ。

    この惑星(冥王星)の発見が、またドラマチックなのだ。
    それは、8番目の惑星。海王星の発見(1846年)にまで遡る。

    当時、この惑星の質量で、天王星の軌道に影響を与えるには、
    余りにも不自然?なために ・・・。

    必ずほかに、見えない惑星の存在がある。

    そう信じた、世界中の天文学者による、新たな惑星の探索レース
    が始まった。

    なかでも、
    アメリカ天文物理学者、バーシバル・ローエルの意気高く。

    滾る熱情は断然として、他を圧し。

    俄然、成功への加速も凄まじく。
    惑星発見!の最短距離に位置するも ・・・・。
 
    運命の、いや宇宙の神は、突然!彼の夢を奪う。。

    ・・・・ しかし、その意志は友人によって受け継がれ、
    さらに、その後、かの友人から、クライド・トンボーへと託される。

    まさに、夢の襷によるリレーとなる。。

    1930年の冬。遂に、バーシバル・ローエルの夢!叶う時がきた。

    新しい惑星発見!の瞬間である。

    バーシバル逝くこと、14年を経たのちに ・・・・。

    冥王星 pluto と命名。

    ギリシャ神話(プルトン : 冥界の神)ハデスの呼び名を。。

    特に、アメリカ国民の思いは熱く!
    時、同じくして世に出た、ディズニーのアニメに登場する犬の名に。

    プルートと名付ける。


    ・・・・ 何とも、ユニークではないか。

                                  ‐hiro‐

                 ‐平成18年 8月 30日 22時15分‐

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         こばやし ひろふみ
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