[ 車の理論と、基礎知識が自然と身につく情報誌!]

 車の事典
    中高年と初心者のための『車読本』

             by CARLIVE SEEKER『車は1/1の模型だね』

                          
                      − 第33号 2006.7.26 −   
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  ☆皆様、お元気でしたか!!
      ご購読いつもありがとうございます。
                      
         そして、はじめての方には、ご登録ありがとうございます。
               
  ◇今回も、引き続き御礼を申しあげます。

    先週、7/18に発行された、

    まぐまぐ公式メールマガジン「車のまぐまぐ!」で、

    「おすすめ☆カーライフ充実メールマガジン」のコーナーに於て、
    先週のイチオシのマガジンとして、

    当メールマガジン、中高年と初心者のための『車読本』が選出!
    紹介されましたことを、前回、お伝えいたしましたが。

    このことは、
    当マガジンを、ご愛読いただいている読者さま、そして常日頃から
    支えてくださっている、まぐまぐスタッフの方々の賜物と、
    深く肝に銘じて、なお一層、
  
    ◇これからも皆様方に、愛され、支持される、
     メールマガジンを配信できるよう、努力してまいります。

     よろしくお願いいたします。
           
    ‐このメールマガジンは‐

    難しいクルマの専門用語を、極力やさしい言葉におきかえて
    中高年、初心者の皆様方にも、ご理解していただけるように
    お伝えしているつもりですが、

    時に、専門的な用語をつかったほうが、ご説明しやすい場合
    もあります。

    そのような場合でも、用語の解説を付記していきますので、
    ご安心ください。

    また、このメールマガジンを読み進めていくことで、
    自然と専門知識を身につけ、ご家族やお友達に、ちょっぴり
    うんちくを傾けられてはいかがでしょうか。

               [等幅フォントでお読みください]

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    それでは、今日もご一緒に!

    ★ やさしい自動車工学

    前回の「混合比のまとめ」は、いかがでしたか。
    これはもちろん機械式:いわゆる「キャブレター方式」での話です。

    現在での「電子制御燃料噴射装置」では必要ないですね。
    と言うか、これらの理論をデータ化して、電子的におこなっている
    だけです。

    乱暴な言い方をすれば、現場でのメカニックの技術的な負担の軽減と
    環境への配慮、またエンジンのコントロールが容易になった。

    まあ強いて言えば、車の運転が超楽になったと言うことですかね。

    今回もまだまだ続きますよ!

    ▼「混合比のまとめ・続編」

    ◆混合比・燃料消費率の向上
    
    いわゆる気化器(キャブレター)での、燃料流量(混合比)を決める
    場合には、エンジン性能を、これ以上燃料を薄くすると、
    かえって「燃料消費率」が悪くなるところまで、

    ギリギリ見極めて設定をしているので、    
    もし実際に、あなたの運転するクルマで、燃費が悪いことであれば、
    それは、クルマの仕様によるものではなく。
   
    他の原因を探ってみるべきでしょう。

    例えば、
    ◆「気化器の異常」としては、

    フロートチャンバー内の燃料液面の高過ぎ。
    
    オーバーフロー、ジェット類のゆるみ。

    エア・ブリード類のつまり。

    加速または、補助燃料系統の異常、等々。

    それに、エア・クリーナーの汚損やフィルターのつまり等も、
    意外と見逃すことが出来ません。
   
    注。上記のカタカナ表記の意味については、
      すでに先の号で、何度か説明済みですので、
      ここでは、省略させていただきます。
    
    ◆「電気系統の異常」
    
    「一次回路」が正常に機能しているか。

    規定の「一次電圧」が維持されているか。

    特に、走行中の各エンジン回転域で、「点火時期」の
    狂いはないか。

    「二次回路」が正常に機能しているか。

    規定の「二次電圧」が得られているか。

    またスパークプラグの汚損はないか、
    及びエンジン特性に対して、適合しているか。特に熱価に対して。

    以上、極々簡単に列挙してみましたが、

    これらの項目を含めて、電気系統に関しては、
    まだまだ述べたい事柄が沢山ありますので、
    いずれ日をあらためて、詳しくご説明したいと思います。

    『つまり、一言でいえば、エンジンの全ての回転域で、適正な
    「点火時期と強力な火花」を得られているかと言うことですね。』


    しかしこれこそが、
  
    最も重要!で、また頭を悩ます部分でもあるのですが。
        
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   ☆ やさしい航空工学

    ここでは、
    筆者のライフスタイルであり、また専門分野の一つでもある、
    航空工学について少し遊んでみたいと思います。
    
    どうぞ楽しんでください。

    ◇前回の「空気の剥離」は、いかがでしたか。
    
    どうですか?
    「空気が物体から剥がれる」ことがあるなんて、
    想像できました?うそでしょう ‥‥ ねっ。

    しかし流体力学の分野では、

    これが事実、起きているわけで。
    それゆえに、航空機の設計に難問を要求してくるのです。

    そして、この現象は翼の「迎え角」だけではなく、
    その「形状や表面の変化」によっても起こりうるのです。

    ◇ところが、    
    流体の速度分布からみて、「層流」より「乱流」の方が摩擦抵抗が
    大きいので、
   
    「乱流」の方が剥離し難いわけで、このことから敢えて「乱流」を
    発生させて、空気の「剥離と失速」を防ぐ工夫がされているのです。

    感覚的には、なにか変?‥不思議でしょう?

    『その原理を利用して、
    翼に施された仕組みが、「ボルテックス・ゼネレーター」と
    言われる構造部分です。』

      
    それでは今日のテーマ。

    ▽流体力学の基礎

    ◇【音速流】
   
    空気中を物体が移動するとき、
    とうぜん、空気は物体によって「圧縮」されますよね。

    ◇このことを実際。

    目で見て理解する、最も簡単な方法が、
    たとえば、池に石を投げたとき、水面に発生する水の波紋から、
    容易に理解できるとおもいます。

    ◇しかし、

    水の波紋は、同心円を描きながら、どんどん広がっていきますが、
    水面や水中、または空気中を物体が移動する場合は、その物体の
    速度によって、同心円にならないで変化していきますよね。

    ◇つまり、

    航空機が「音速」以下で飛行している場合の、
    「圧縮された空気の波」と音速に到達したときの空気の波とでは、
    当然、その「圧縮の度合い」がちがってくるわけで、

    ◇速度が速くなるほど、

    波の中心が直進(前方)方向に片寄ってきて、
    航空機の前面に「圧着」して、この圧着した空気の波はさらに、
    その「前方の空気を圧縮」し、「固着」していくのです。

    ◇このことは飛行機が、

    速く移動するほど、機体の前方に圧縮された堅い空気の層を自ら、
    つくっていく事になる。

    ◇そして、移動する物体(飛行機)の

    速度が音速に到達したときに、堅い空気の壁にぶつかった様に
    なり、大きな「衝撃音を発生」するわけですね。

    ◇さらに、

    『音速以上で飛行を続けると、堅い空気の壁「衝撃波」shock wave
    の範囲は大きくなり、逆に揚力は小さくなり、空気抵抗は増大し、
    航空機の飛行に、益々大きな悪影響がうまれてくる。    
                
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    今日の本題。

    ◎車を知る【構造編】

    ▼[ラジエター]radiator
  
    ◆エンジンが「燃焼行程」を
    繰り返すことによって、高温になり過ぎた、シリンダーブロックを
    適温まで冷却させる働きをするのが、このラジエターなのです。


    ◆通常、クルマの前部に取り付けられており、
    エンジンの冷却経路と接続されていて、その中を冷却水(LLC)
    が循環することで、エンジン(シリンダーブロック)の温度を
    下げているのですね。

   
    ◆その形状は、
    アッパータンク(ラジエターキャップが付いているタンク部分)と
    ロアータンク(水抜き用のドレーンプラグが付いている部分)に
    分かれていて、その間を細い管でつないで、冷却水の循環を図って
    いるのです。

   
    ◆また、その水管(コア部分)は、
    放熱用の薄い金属のフィンが取り付けられていて、
    空気との接触面積を多くし、冷却効果を上げています。


    一見、メッシュ状に見えるのがそれですね。

   
    ◆クルマが走行することで、
    その間を冷たい空気が通り抜け、一層の冷却効率を高めているわけ
    ですが、その他にも、様々な工夫や、装備が施されているのです。


    ◆材質も、
    熱伝導率に優れている、銅や真鍮、そしてアルミ等で出来ていて、
    冷却効果を上げながら、軽量化も図っているわけす。
    

    しかし、
    このラジエターは、水冷式エンジンの為にあるのに、
    ラジエターそれ自身は、空冷?なのですね。


    『このように、クルマには「熱交換機能」がいろいろな部分で
    働いていて、「エネルギーの変換」を行っているのです。』                                               
         
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    謹告。

    このメールマガジンの、読者様のなかで、
  
    1960年代当時、日産自動車追浜工場、第三実験課。(通称Y‐3課)
    に所属されていた方が、もしおられましたら、

    是非、是非、ご一報いただきたい。

    このメールマガジン紙上へ、三顧の礼をもってお迎えいたします。

    当時、日本は国をあげ、まさに重厚長大、怒涛の勢いで経済発展を
    推進してまいりました。

    自動車業界もその一翼を担い、国のキー・インダストリーとして、
    大いに躍進を遂げました。

    日産も、業界初のデミング賞を受賞するなど、
    「技術の日産」として確固たる地位をきずいたのです。
 
    誤解を恐れずに述べさせていただくならば、最も華々しく、パワー
    に満ち溢れていた頃ではないだろうか。

    後の日産の、多方面での活躍をみるまでもなく。

    そのなかにあって、

    Y−3課の存在は知られていても、その秘匿性ゆえ内容は一般の知る
    ところに非ず。

    しかし、そこから世におくりだされた名車の数々は、市場を席巻し
    紛うことなく、その実力を知らしめたのであります。


    今日、世界に冠たる自動車王国を築けたのも、当時の先人たちの、
    血のにじむ努力の賜物であります。

    激動の同時代をふりかえって、大いに語り合おうではありませんか。

    ご連絡お待ちしております。 
             studio_rei@yahoo.co.jp

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    〓 編集後記 〓

    今年は、ちょっと異常ですね。

    日本列島!豪雨!々々!

    いたるところ、被害続出!

    毎日、被災地の映像が送られてきます。

    皆さんの地方は、大丈夫ですか?

    当地も、雨が降り続いておりますが、
    おかげさまで、今のところ大丈夫です。

    僕も36〜7年まえに、水害を経験していますが、
    水の引いた後の始末が、とにかく大変だったのを覚えております。

    幸い、我が家は、比較的高い場所にあったので浸水は、
    免れる事ができたのですが。

    町中が泥に埋もれている、そんな状態でした。
    冠水したクルマの O/H 等に、連日!追われておりましたね。

    被災された方々。
    本当に大変でしょうが、是非!これを乗り越えてください。
    くれぐれも、お体に気をつけて、頑張っていただきたい。

    一日も早い、復旧が望まれます。
 
                          ‐hiro‐

                 ‐平成18年 7月 26日 20時35分‐
                       
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